先日、コラボカフェで、食事のレベルが低すぎると話題になったカフェがありました。
確かに、パスタは冷えてソースとパスタが固まってフォークですくうと全体がくっついて持ち上がります。デザートのソフトクリームは最初からドロドロです。オタクは、パスタもデザートも揃ってから推しのアクリルスタンドと一緒に写真を取りたいのですが…これでは困ります。
私や仲の良いオタ友は「食玩のお菓子と同じ」と考えていて、本来の目的は飲食ではなく体験なので、食事のレベルは大目に見ます。例えば、シール目当てで買った食玩のチョコレートウエハースが「準チョコレート」だからといって「体に悪い」だとか「品質が悪い」などとは言いませんよね。
しかし「体験」が主体とは言え、写真を撮ることも体験です。それに、コラボカフェのメニューはキャラクターをイメージしたものなので、そのクオリティーが低いと推しキャラをバカにされているように感じるのもわかります。
こうした話題になった時に、私たちは「食玩のお菓子と同じだから大目にみる」という自分の感想は言います。しかし「だから、あなたが文句を言うのはおかしい」とは決して言いません。逆に「そう考えるのも無理はないよね」と同調します。
オタク仲間はゆるいつながりです。友人とも違うし、会社の同僚とも違う。同級生とも違う。一般的な「仲間」よりも、ずっとゆるいのです。ですので、相手のためを思ってアドバイスするみたいな関係でもありません。むしろ、ちょっとでも「嫌だな」と思われたら、SNSでブロックされたりミュートされたりして距離を置かれます。
あなたも「私はこう思う」に留めて、相手には「そういう考えもあるのか〜」くらいに思ってもらえたらいいかな〜とゆるい考えを持ちましょう。決して(求められてもいないのに勝手に)アドバイスおじさん(おばさん)=説教おじさん(おばさん)にならないようにしたいものです。